当社代表が厚生労働省主催「ビルクリーニング分野における外国人材受入れ体制適正化調査に係る情報収集・分析等検討会」有識者メンバーに就任!
2020年10月28日
株式会社WORK JAPAN(本社:東京都港区、代表:松崎みさ)は、この度、厚生労働省による「ビルクリーニング分野における外国人材受入れ体制適正化調査に係る情報収集・分析等検討会(以下、検討会)」の有識者メンバーに就任したことを、お知らせいたします。
本検討会は、特定産業分野の一つとして指定されているビルクリーニング分野に関して、優良事例や地域における人手不足の状況等を把握・分析し、専門的な見地からこれらを踏まえた課題等を整理し、厚生労働省が設置するビルクリーニング分野特定技能協議会において、制度の趣旨の周知や対応方策の検討等を行うための基礎となる資料を作成することを目的に設置されました。
現在、ビルクリーニング分野は慢性的な人手不足の状況にあり、ビル・建物清掃員の有効求人倍率は近年高い水準で推移しています。人手不足によりビルクリーニング業務が適切に行われなくなれば、建築物の衛生状態が悪化し、利用者の健康が損なわれるおそれがあり、外国人材の受け入れは急務とされています。
代表の松崎は、2017年に株式会社WORK JAPANを立ち上げ、日本に住む外国人材と企業の採用ニーズをマッチングするべく、これまで数多くの企業の採用活動をサポートし、そして外国人材に日本での労働の場を提供してきました。松崎は今回の任命について「これまでの経験を活かし、ビルクリーニング分野における人手不足の解消の一助となるよう貢献していきたい」と述べています。
■ビルクリーニング業界の人材不足状況について
外国人の技能実習制度は1993年にスタートしました。技能実習生を長年に渡り採用している企業は、技能実習生の5年間の実習が終了した後、そのまま特定技能へと移行させる事を念頭においていますが、ビルクリーニング業界は、2016年4月1に同制度がスタートし、現状、特定技能に移行する人材が蓄積していないという課題があります。また、コロナウイルスの影響で、3月以降予定していた人材が入国できておらず、今後も同様の状況が続くとされています。今後予想される、高齢化・人手不足の解消に向けて、技能実習生終了者以外のリソースの確保が喫緊の課題です。
■WORK JAPANの取り組み~アルバイト採用から始める外国人活用~
企業が技能実習生を採用する場合、採用できる業種や人数に制限があり、また、手続きが煩雑であることから、なかなか雇用が進みにくいのが現状です。これは、2019年に新設された新たな在留資格「特定技能」でも同様です。採用可能な業種は大幅に広がりましたが、外国人を海外から採用する場合、採用に向けて渡航費用や家賃等のコストが発生し、煩雑な雇用手続きも必要になります。また、アルバイトを中心に現場を構成してきた企業においては、いきなり正社員採用(=特定技能は正社員採用)を行うことに対して抵抗があるという状況があり、新たに海外から外国人を正社員として採用するよりも、既に日本国内に居住している外国人を雇用したいという企業が増加しています。
当社ではそういった状況を鑑み、より外国人採用が容易なアルバイトに着目した、外国人材求人サイト「WORK JAPAN」を運営しています。日本に住む外国人10万人が登録し、アルバイトをしたい外国人と企業のマッチングを行っています。
▼WORK JAPAN:https://www.workjapan.jp/
WORK JAPANに登録する外国人は、最初はアルバイトですが、今後特定技能への移行を希望する登録者が多く、この二つのニーズをマッチすべく、「アルバイト採用から始める外国人活用」と銘打ち、「まずはアルバイトで採用し、その中で自社に適性がある人材を特定技能に転向」する方法により、ミスマッチリスクを低減する方法を提案しています。具体的には、求職者向けアプリの登録情報に、特定技能への関心度やテストの合格歴等の入力項目を設け、特定技能での採用を検討する企業はその旨を求人記事に記載することで、将来的には特定技能として採用できる可能性がある人材をアルバイトから採用する事が可能です。
当社は今後もWORK JAPANの運営を通して日本の人材不足解消や外国人材がより一層働きやすくなるような環境の創出に貢献してまいります。
【株式会社WORK JAPANについて】
会社名:株式会社WORK JAPAN
所在地:〒106-0032 東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズサウスタワー16F
代表者:松崎みさ
設立:2017年7月
URL:https://www.workjapan.jp/
事業内容:外国人材に特化した多言語採用サイトの運営